これひまのブログ

40年続けた仕事を引退。これからの人生、大いなるひまつぶし!

つー吉さん 果樹園での仕事張り切る



つー吉さんもスーパーでの品出しの仕事が終わり、求職活動をするもなかなか思うようにならない日々が続いていたの。
73歳という年齢的な問題が一番なんだけどそれでも年齢不問の求職には積極的に調べていたりハローワークに行ったりしていた。


1年位前から始めた独り暮らしのお年寄りの見守りの仕事は週に2回あるから全くの無職ではなかったのが救いだった。
短時間の仕事ではあっても人の役に立っているという自負とプライドを満たしてくれたし、何より人の心配をしているのが性格にあっている。


私はそのうちにきっといい仕事と巡り合えるから焦る事ないってずっと言ってたの。何とか生活はできていたしね。


でも年齢的な事で断られるってのは心のダメージが大きい。
自分では大丈夫って思っているのに世間があんたは年寄りだから無理って言われる事だからね。そんなんでショックをうけているつー吉さんを見るのは忍びなかったな。


その点シルバー人材センターでの仕事は最初から年取っていてもOK!という事だから第一の問題は入口の時点でクリアーされる。
今までのシルバー人材からの仕事での働きぶりも知ってもらえていたからそんなに自分をアピールする事も必要なかったしね。


まずは収入は期待できなくても働く意欲は満たされるからそれが一番よね。


つー吉さんにそう説得していたら納得して電話をかけてみたら直ぐに返事がきて、去年も行っていた果樹園での仕事を紹介された。
サクランボの収穫の仕事で朝5時から午後の3時までというもの。
まさに肉体労働で高い所に登ったり重いものを持ったりと大変なことは間違いないけど体力には自信があるから喜んで働き始めた。


知っている場所での仕事は緊張が少ないし、仲間もいるのでたわいない休憩時のおしゃべりなんかはストレスの発散にもちょうどいいみたい。


いつまでこの仕事があるのかは判らないけれど来て欲しいと言われている間は頑張るって毎朝張り切って出掛けて行く。つー吉さんの楽しそうに出掛けて行く姿は私もハッピーになるよ♡


まだまだコロナの影響でサクランボのもぎ取りにくるお客様は少ないけどきっと来年には良くなっていくという希望のもと果樹園の農家の人は働いている。
来年は多くの観光客で果樹園が賑わっている事を心から願っています!!